34人がしっとりと披露=京藤間流「新年舞初め」

ニッケイ新聞 2013年2月6日

 日本舞踊・京藤間流(京藤間勘輝二代目家元)の『新年舞初め』が先月27日にカンピーナス日伯文化協会会館であり約2百人が訪れた。
 サンパウロ市をはじめ、インダイアツーバ、カンピーナス、リベロン・プレットなどサンパウロ州各地の支部から34人が参加し、46のプログラムを披露した。
 幕開けは、梶川睦さんによる「鶴の寿」。日本の宮中をイメージした艶やかな衣装で、しっとりと踊りあげた。
 最年少の新垣カミーラさん(8、四世)は「えひがさ」「孝女白菊」の二曲で熱演。会場は大きな拍手に包まれた。フィナーレは、地元カンピーナス支部の8人による「花笠月夜」が披露された。
 会主を務め、1年がかりで準備を進めてきた京藤間勘美代、勘悦子、勘靖子さんは「1年の集大成の良い舞台だった。来年はサンパウロでの開催になるので頑張りたい」と気を引き締めていた。