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ニッケイ新聞 2013年2月9日

 日本語教師向けの総合情報誌として当地でも愛読者がいる季刊雑誌『日本語教育ジャーナル』(アルク出版)が、2月発売の春号をもって休刊する。《特集1=今こそ「外向き」でいこう! 日本語教師は世界が舞台》《特集2=徹底討論 日本語教育の明日はどっちだ!?》という力の入った2大特集をもって締めとなる。以前は総合情報誌『月刊日本語』で、12年5月に現在の誌名で建て直しをしたばかりだった。計27年間も続いた名物雑誌だけにコロニアでも惜しむ声も多いよう。果たして復刊なるか。
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 先月末から今月にかけては、複数の県人会で総会が行われたが、役員改選により会長が交代したのが福島と群馬の2団体。前者は5期10年務めて勇退した小島友四郎氏に代わり永山八郎氏に、後者は内山住勝氏から小渕民雄氏に。これからについて話を聞くと「母県に依存することのない新しい体制に」、「明るく楽しい県人会に」とそれぞれ意気込む。特に小渕さんは「何だか今までの会は暗かったから」と前体制に立ち込めていた雰囲気をばっさりと批判。
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 農大会の来年度事業計画と予算案の発表の際、「30万レ」と記載された移住史編纂費の項に参加者から「額が大きすぎる」との物言いが。結局会計担当の〃勘違い〃。本来の10万レに修整された。「20万多い予算案がどうして…気付かなければ承認されたのでは?」との記者の質問に「総会の予算案はとりあえず会員に納得してもらうための大雑把なもの。実際は収支が0になるよう、会計事務所を通すのだから問題ない」と沖会長。釈然としないが、それが農大流?

 □お詫び□

 群馬県人会の内山住勝前会長に関する「二世からの支持を全く得られず〜」との噂と紹介したが取材不足な点をあったことをお詫び訂正する。