老ク連が「熟年クラブ」に=年齢超えた会員呼び込み

ニッケイ新聞 2013年2月15日

 ブラジル日系老人クラブ(五十嵐司会長)は先月30日に定期総会を開き、会の名称を『ブラジル日系熟年クラブ』と改称することを決定した。
 2000年代初頭からの10年間で、3千人以上いた会員が2千人を切るまでに激減したことを受け「イメージが良くないとされる『老人』を『熟年』とすることで、入会への心理的な敷居が低くなる」(五十嵐会長)として、賛成多数で変更が決まった。略称は以前の「老ク連」から「熟連」となる。
 なお、ポ語の名称である「Federacao dos Clubes Nipo-Brasileiros de Ancioes」に変更はないため、法律上の手続きは必要ない。
 「改称はあくまで会員を増やすための活動を起こすきっかけ」とし、今後は日本語を主言語として活動する団体会員に向け積極的に入会の声かけを行うとともに、新たなクラブ活動の創設等によって会の活発化を図ることで、新たな会員の獲得を目指すという。
 五十嵐会長は「今でも友人の紹介などで活動を覗きにきて、そのまま入会する人は少なくない。改称が〃食わず嫌い〃を減らすことにつながれば」と話している。
 詳しくは同連合会(11・3209・5935)まで。