大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年2月26日

 NHKの堀口ディレクターによれば、特別枠が設けられた理由は、海外からの番組への応募が「16年目にして初めてだったから」とか。同様に最終選考落選のアメリカのグループと共に紹介される予定だが、現地での取材が行われたのはフレンズのものだけ。理由を聞くと「レベルの高さはもとより、日系社会の音楽というものに面白さを感じた」という。案の定、地球の反対側でこれだけ日本の曲が歌われていることに驚いていた様子。
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 沖縄県人会の総会では、収支報告以外でも「10年前に、州政府の運営許可が出ないまま使用していた会館についての罰金を払っていなかったため、昨年8月に口座が差し押さえられた(11月に1万2千レを払って解決済み)」「93年に文化センター前の道路舗装費を市から請求されたが、現在まで未納。利子と罰金含め10万レ以上。3年ほどに前の恩赦があったのに見逃し、今は再度恩赦待ち」など、怠慢と言われても仕方がない現状が次々に報告された。「初耳」という会員も多く、前執行部の信頼はガタ落ち。いきなり尻拭い役となった田場ジョルジ新会長の腕の見せ所ともいえそうだが…。
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 グルマン世界料理本大賞の最終選考に残った、道クルツラルの高橋ジョー代表による料理本『A Cor do Sabor』。23日にパリで授賞式があり、見事2位に選ばれた。高橋代表は「皆さん、応援ありがとう。初めての著書が世界の評論家に認められて大変光栄」と、フェイス・ブックでいち早く報告。