東西南北

ニッケイ新聞 2013年3月7日

 サンパウロ市や大サンパウロ市圏での夕方の豪雨が小休止気味の昨今だが、5日夜はリオ市とその周辺を豪雨が襲い、リオ市北部では3月の平均降水量の72%に相当する88ミリの雨を記録。同地域では塀が崩れて1人、倒木で1人、感電で2人の少なくとも4人が死亡、1人が行方不明となったほか、リオ市北部と西部で24地区で停電が起きた。夏の間はこういう状態が続く?
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 21日の対イタリア、25日の対ロシアとの親善試合用のサッカーのブラジル代表(セレソン)の発表が5日に行なわれ、2月7日の対イングランド戦で結果の出せなかったロナウジーニョに代わりカカーが4カ月ぶりに再選出された。一時期はセレソンの中核だったベテラン2人の争いが注目される。スペインの強豪、アトレチコ・マドリードの24歳のフォワード、ジエゴ・コスタが今回唯一のセレソン初選出となり、活躍が期待される。
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 1月に起こった南大河州のサンタマリアのナイトクラブ「KISS」の火災を受け、サンパウロ市でもナイトクラブやバールの内部監査がはじまったことは既報だが、2月2日〜3月2日に区役所と消防の監査を受けた224店のうち、35軒が営業停止に追い込まれたことが判明した。閉店数が目立った地域は、6軒閉店の中央部セーと5軒閉店の南部ヴィラ・マリアーナなど。「転ばぬ先の杖」は大事だ。