東西南北

ニッケイ新聞 2013年3月23日

 21日に行われたサッカーの親善試合で、ブラジル代表は前半に2点先制しながら、後半はイタリアに追いつかれて引分けに終わり、2月のイングランド戦に続き、フェリポン監督再就任初勝利を飾れなかった。だが、「進歩あり」と評価する声はあり、2試合連続得点のフレッジやレギュラー負傷の穴を埋めたフェルナンドらが評価された。25日のロシア戦では勝利を収めたいところ。
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 夏の豪雨の際に相次いだ倒木を考慮して、ハダジサンパウロ市市長がサンパウロ市内の木の実態調査に本格的に乗り出すことを約束した。サンパウロ市の木の実態調査はカサビ前市長時代の2010年から210万レアルの資金契約で行われていたが、3年かけても、調査対象のわずか17%しか調べられていないという。一般に、倒木は樹木の生育状況が悪いときに起こるとされているため、早い段階での現状把握が必要とされている。
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 現在、サンパウロ市の中で見かけることのできる様々なアート作品を100点以上集めて、それらをインターネット上で閲覧できる企画が行われている。この「グーグル・アート・プロジェックト」では、サンパウロ市の街中の壁に描かれたストリート・アートから、ディ・カヴァルカンチ、トミエ・オオタケといったブラジルを代表する画家の作品を見ることが可能だ。アドレスはwww.googleartproject.comとなっている。