東西南北

ニッケイ新聞 2013年4月16日

 9日のサンパウロ市東部ベレンでの大学生殺人事件以後、サンパウロ市内で10代による強盗が目立っている。11日は南部カンポ・リンポの北東伯風料理店で16歳のリーダーによる集団強盗事件が発生し、南部サンタマーロのバールを10日と13日の2度襲った強盗団には、10代のメンバーが2人いた。これらの強盗事件は殺人には至らなかったものの、10代の動向が不安視される今日この頃。
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 1992年9月当時、南米最大の刑務所だったカランジルー監獄で起き、111人の囚人の命が犠牲になった虐殺事件の陪審裁判が15日、サンパウロ市西部バラ・フンダの刑事裁判所で再開された。この裁判は8日に予定されていたが、陪審員の1人が体調不良に陥ったことにより、1週間延期されていた。4回に渡り100人以上の軍警の被告に対して行われる今回のこの裁判では、まず26人が裁判対象となる。
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 人気漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」の作者としてお馴染みのマウリシオ・デ・ソウザが、ネイマールをキャラクターにした漫画を発表。マウリシオが人気サッカー選手をモデルにした漫画を書くのはペレ、ロナウジーニョに続いて3人目。書店には30日頃に並ぶ予定。6日の代表での対ボリビア戦で2得点したネイマールは13日のサンパウロ州選手権で1試合4点を量産し好調をアピール中。