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ニッケイ新聞 2013年4月30日

 無責任な担当者のせいで大幅に発刊が遅れた百年史・農業編。原稿を提出したにも関わらず何の連絡もなくボツにされるという無礼極まりない仕打ちを受けたモジ在住の野澤弘司氏の原稿「ブラジルに於ける茸栽培の沿革と一考察」を本紙6面で掲載中だ。なかなか好評で問い合わせもチラホラ。終了後は、これまたボツにされ、怒り心頭に発している外山脩氏の「第二次大戦と日本移民 勝ち負け騒動の真相を探る」を掲載する予定。ご期待ください。
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 非日系人の間で愛好者が増えつつある盆栽。ウィキペディアによれば、欧州では1970年頃から人気に火が付き、米国共に盆栽協会設立、愛好者の多いイタリアには専門学校まであるとか。地味なイメージがつきまとう盆栽だが、全長約2センチの世界一小さな盆栽やミニ林檎がなる「クラブアップルツリー」、SF風の箱庭ツリーハウスなど、海外のマニアを虜にするだけあって奥深い世界が広がっている。
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 ボリビアのサンフアン日ポ協会が発行する「ABJ(アベホタ)通信」4月号のPDF版がメールで届いた。14頁構成で内容は行事予定、JICAボランティアの紹介、ボリビア日系協会連合会理事会の議事録、各種研修報告などコロニアのニュースだけでなく、ボリビア国内や周辺国のニュースを日本語でまとめたものも。後半はスペイン語版もあり、なかなか読みやすく充実している。これを楽しみにしている一世も多そうだ。