大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年5月3日

 1日、茂木敏充経済産業大臣を迎えて開かれた「プラットホーム」のイナウグラソン。ジェトロサンパウロ市事務所の石田靖博所長は「テープカット用のはさみを工面するのに苦労した」と語る。日本では専用の左右対称の金ばさみが使われるが、当地では文協や商工会議所に問い合わせても、文具店を探してもなしのつぶて。結局日本から取り寄せることに。大臣を招くのも一苦労。
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 全日本愛鱗会の林豊広理事によれば、「アジア諸国では、高価な錦鯉はステータスの象徴。経済成長に比例して愛好家が増えている」。当地とは対照的に現地人に人気で、インドネシアの最高級錦鯉の持ち主は鉱山の所有者、移動はジェット機という大富豪。一匹3500万円もの高値が付くと聞けば、それも納得。日本と鯉の取引が出来るアジア諸国では、鯉のレベルも高いとか。