出版『弓場勇の生涯』を刊行=『子供移民・大浦文雄』ポ語版もあわせ=11日

ニッケイ新聞 2013年5月8日

 『弓場勇の生涯』および『子供移民・大浦文雄』ポ語版の出版記念パーティーが11日正午から、スザノ福博村の大浦農園(Estrada Oura, 1310, Vila Ipelandia)で開催される。入場無料。
 1926年に一家で渡伯し、ブラジル版〃新しき村〃「弓場農場」を開設した弓場勇の生涯を描いた作品。
 故弓場氏の理念に共鳴したピニャール移住地の天野鉄人氏が、大浦文雄氏に話を持ちかけたことがきっかけ。知人の大浦玄氏が昨年4月から8カ月かけて取材、執筆した。
 文雄さんは「後年は色々と問題も起こしたが、弓場はロマンチストであり青年時代の夢の象徴。若者に夢を与えた男の精神をもう一度蘇らせたかった」と話した。
 本は1冊70レアルで、振り仮名つき。日系書店で販売中。発行部数は1千冊。『子供移民』ポ語版は非売品のため、パーティーの参加者に無料で配布される。
 当日午前10時、本紙ビル前(Rua da Gloria, 332, Liberdade)から無料送迎バスが運行される。利用希望者は、8日夜までに名前と身分証明書番号を大浦玄さん(電話=11・5016・1020、99971・9575、Eメール=emilia0214@hotmail.com)まで連絡すること。
 大浦両氏は「ピクニックを兼ねて気軽にお越しください。シュラスコを用意してお待ちしています」と呼びかけた。