東西南北

ニッケイ新聞 2013年5月21日

 18〜19日にサンパウロ市で行われた24時間の文化イベント「ヴィラーダ・クルツラル」では、暴力犯罪が例年以上に目立ち、1人が射殺され、さらにもう1人が麻薬中毒が疑われる急死。5人が発砲を受け、6人が刃物で刺された。市が1千万レアルをかけ、4800人の警官を警備に当ててもこの結果。ハダジサンパウロ市市長の望む「ヴィラーダの観光名物化」には、まだまだ課題が山積みだ。
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 PSDB党首への希望が絶たれたジョゼ・セーラ氏は、18日の党大会に遅れて出席し、「私はこれまで橋の下にたくさんの水が流れて来るのを見た」という発言を行った。発言の真意は不明だが、関係者はセーラ氏が今回の党の決定になおも不満があるのではと見ている。14年大統領選出馬の夢を捨てていないとされるセーラ氏は、離党して新党の民主運動(MD)に移籍するのではという説もあるが、この先、驚くような大きな展開はあるのか。
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 サッカー州選手権ではサンパウロ州以外でも19日までに優勝が決まったところがある。主な優勝チームはリオがボタフォゴ、ミナス・ジェライスがアトレチコ・ミネイロ、南大河州がインテルナシオナル、パラナ州がコリチーバ、サンタカタリーナ州がクリシウマ、ゴイアス州がゴイアス、ペルナンブーコ州がサンタクルス、バイーア州がヴィットーリアとなっている。