山本喜誉司賞=幅広い分野で候補者募る=応募締め切り7月末

ニッケイ新聞 2013年5月28日

 農業分野の功労者を顕彰する『第43回山本喜誉司賞』の受賞者の推薦受付が始まった。締め切りは7月31日。
 文協・山本喜誉司賞選考委員会から山添源二委員長、長井邦夫副委員長、近藤四郎委員が案内のため来社した。
 選考基準は「技術革新への貢献」「独創性・創意への先駆的貢献」「農業者が獲得した成果の波及への貢献」「財政・経済的成功による農業分野での貢献」「農業分野での地域社会への貢献」の5つ。品種改良に重点が置かれがちだった昨年までの選考基準を改変し、経営方法や技術革新にも枠を広げた。
 このいずれかに該当し、かつ2つ以上の団体から推薦を受けることが必要(故人でも可)。地域の活性化に繋げることが本義のため、地元の推薦が重視され、委員会による訪問調査も行われる。なお、選に漏れても、翌年の選考対象となる。
 山添委員長らは「ブラジル全土から候補者を募るようになったのは、ここ7、8年。まだ広く知られていない人をぜひ推薦してほしい」と呼びかけている。式典は11月8日を予定。
 推薦状の送付先、問い合わせ先は次の通り。
 Comissao do Premio Kiyoshi Yamamoto
 Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade, CEP 01508-900, Sao Paulo – SP
 電話=11・3208・1755(レジーナ、長谷さん)、Fax=11・3208・5519、Eメール=evento@bunkyo.org.br