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ニッケイ新聞 2013年6月19日

 イビラプエラ公園で開かれた慰霊祭では、県連の園田明憲会長から、慰霊碑周辺の修繕が完了したことが報告された。県連が主体となって進めてきたもので、石碑の周りに設置されている柵の錆取り、塗り直しなどが行われた。山田康夫滋賀県人会長は「あまり目立たないところの改修となったが、そういうところがやはり大事」と満足顔。先人らも草葉の陰で喜んで喜んでいるのでは。
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 ブラジリアでのコンフェデ杯開幕戦の取材の際、現地出身、30年間ブラジリア在住という男性に「この街で地元のクラブを応援している人はほぼいない」という話を聞いて驚いた。何でも、全国選手権の1部どころか2部に所属するチームすらなく「弱すぎるんだよ」というのが理由らしい。スタジアム近辺にいた路上のシャツ売りに聞いても「(地元クラブのシャツは)見つけるのは難しいよ」とのこと。ちなみに一番人気はリオのフラメンゴだとか。
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 サンパウロ州グァタパラで、来月13日に同植民地の入植51周年を祝う『入植祭』が開かれるにあたり、県連がバスツアーを企画している。1人150レアルで、リベルダーデ広場を12日午後11時半に出発。車中泊し、翌13日午後3時にグァタパラを出て、8時にサンパウロに戻る。食事はつかないが、県連事務局の伊東信比古さんは「ちょっとしたものは用意する」とのこと。連絡はグローバル旅行社(11・3572・8990)まで。