援協定例役員会=SUS病院が8月に開院=新病院定礎式も年内目指し

ニッケイ新聞 2013年7月4日

 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の6月定例役員会が22日、本部会議室で開かれた。
 サンミゲル・アルカンジョ病院建設委員会の報告によれば、同市に建設中のSUS病院の工事は順調に進んでおり、現在はインフラ設備を整えている段階だ。7月8日ごろまでに完工し、同月から従業員の募集を開始する。27日に開院式、8月1日に開院となる。
 なお、同院は救急病院(プロント・ソコーホ)としての機能も兼ねる。当初は予定されていなかったが、市が100%経費を負担することで合意した。一日の患者数は150〜200人の見込み。初めは40床でスタートし、徐々に増やしていく考えだ。
 グアルーリョス病院の建設に関しては、土地はやすらぎホームの近くを予定、定礎式は年内に行われることが発表された。
 また、JICAシニアボランティアの松下幸子、橋本節子さんが任期を終えて帰国するにあたり、感謝状が贈呈された。橋本さんは都合により欠席、松下さんは「ブラジルにはこんな素晴らしい援護団体があると伝えていきたい」と笑顔で挨拶した。
 その他、7月19日にある「戦後移住60周年記念式典」で援協が表彰されること、スザノのイペランジャホームが8月25日に「30周年記念式典」を行い、記念小冊誌を刊行することなどが報告された。