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ニッケイ新聞 2013年7月9日

 栃木県人会の55周年式典で、福田富一県知事からの祝電を代読した元理事の久保田豊さんは「メッセージは嬉しいけど、やはり本人に来て欲しかったね」と残念顔。久保田さんによれば、「県側は(来られなかった理由として)震災から間もないことを挙げていた」とか。「60周年は恐らく一世が元気でいられる最後の式典になる。ぜひ来てもらいたい」という願いが叶うことを祈るばかり。
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 日本の子どもたちに戦争体験を語り継いでいる、ブラジル移民の上江洲清さん。その盛んな平和活動が認められ、新しい未来り作りを目指す「NEJ環境社会新聞」(京都府亀岡市、1976年設立)の論説委員にも招かれた。「しばらくは、日本とブラジルを行ったりきたりかな。健康が許す限り講演活動を続けて、もっと日伯の橋渡しになる活動をしていきたい」と意気込んでいる。
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 セオドア・ルーズベルト米国大統領は「テディ」の愛称で知られ、とても民衆に人気があった。「テディベア」という可愛らしい熊のぬいぐるみが、その名残として現在も残っている。共和党のリーダーで「カウボーイ」的男らしさが好感され、歴代の大統領の中でも人気が高いという。彼の母マーサは美貌で知られ、《「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのモデルといわれた》(ウィキ)とある。彼は喘息持ちで病弱な幼少期を送ったが、その体質を改善するためにボクシングを始め、野外スポーツに熱中する中で、探検家としても目覚めていったとか。