ベネズエラ力士が来伯!=合同練習、大会にも出場

ニッケイ新聞 2013年7月12日

 今月20、21日にブラジル相撲連盟が開催する『第52回全伯相撲選手権大会』に出場するため、ベネズエラから選手ら13人(引率3人、ジョゼ・ロドリゲス団長)が8日に来伯した。サンパウロ市ボン・レチーロ区の常設土俵場で、毎日当地の選手と合同稽古に励んでいる。
 同国が来年の「南米相撲選手権大会」の開催国となったため、大会開催のノウハウを学び、実力を伸ばすために訪れた。
 彼らの来伯を受け、全伯相撲選手権大会では特別に、2日目に国際大会も行う。当地の有力選手の胸を借りながら、高めた相撲の腕が試される。
 9日の祝日には、合同稽古の後に歓迎会も開かれた。スドエステ、サントアマーロ、ノーヴォ・セントラルなどからも選手が駆けつけ、約30人でシュラスコを食べながら賑わった。
 同連盟の関係者は「ベネズエラは相撲の歴史は浅いが、選手は体格もいいし力がある。南米大会に初出場して優勝する選手もいるので、しっかり力を付けて帰ってほしい」と成長に期待を寄せていた。一行は、24日に帰国する。