靖国・ド・ブラジル=日系人戦死者も追悼=慰霊祭を8月4日

ニッケイ新聞 2013年7月25日

 靖国・ド・ブラジル(浜口イネス晴海会長)が『第56回慰霊祭』を8月4日午前9時半から、イタリア戦線従軍記念館(Rua Santa Madalena, 46, Liberdade)で開催する。参加無料。
 今年は、靖国神社から第二次大戦中に戦死した日系人8人(斎藤ジュリオ行雄、我那覇宗成、我那覇宗弘、島袋貞雄、甲斐繁、鐘ガ江久俊、藤尾千比古、海軍少尉・高須孝四郎)のリストも取り寄せた。一人を除いては身元が判明していないため、浜口会長は本紙掲載を通し、残された親族にも来場を呼びかけたいという。慰霊祭は神道式で、上妻博彦祭主が執り行う。
 浜口会長、福岡テレジーニャ悦子会計、小森広顧問、京野吉男評議院長、作本登美子監査らが、案内のため来社し、来場を呼びかけた。
 同会は1954年、「サンパウロ靖国講」として設立、2008年に「ブラジル靖国英霊奉祭会」に改名し、ブラジル移民先駆者の慰霊を始めた。昨年8月から現在の名称に。平和を祈念し、毎年慰霊祭を行っている。
 問い合わせ、日系戦死者に関する情報は浜口会長(11・3271・6304)まで。