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ニッケイ新聞 2013年8月3日

 沖縄出身の人気歌手「BEGIN」による、2度目のブラジル公演が決まった。日本では先月末から、サンパウロ市公演のチケット付きツアーの販売が始まった。当地でも10日から販売がスタートするが、大物が来るにも関わらずいまだに価格が未定と、ブラジルらしい展開だ。10、11日にビラ・カロンである沖縄祭りでも販売が検討されている。昨年もアッという間に完売したので、購入予定の方はお早めに。
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 ADESCによる「世界こども図画コンテスト」が、サンパウロ市文協ビルの日系美術館で開催中(4日まで)。たかが子ども、されど子ども。洗練された技術はないが、自由闊達なエネルギーに満ちた絵画が壁一杯。ブラジルらしい色使いに文化を感じたり、黒髪・色白肌の一家が食卓を囲む一作品に、「これは日系人家族かな」などと想いを巡らせるのもオツ。入場無料なので一度立ち寄ってみられては。
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 汎アマゾニア日伯協会が昨月末、会報『パンアマゾニア』(261号)を刊行した。「ミス日系パンアマゾニア」「ベレン琴の会 結成27年目、初のトメアスーコンサート」「在ベレン総領事館の撤退問題」「弓場農場やじうま訪問」など、最近のベレンの様子がよくわかる一冊。領土問題で反日感情が燃え上がった時期に韓国旅行に踏み切った、「とりあえず」3月に事務局長を退職した堤剛太さんの「韓国旅行記」など楽しい読み物や、ポ語の記事も。