東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月6日

 サンパウロ市南部の独立公園内にある「イピランガ博物館」の別名で有名なパウリスタ博物館が、改修工事のため3日から休館となった。同博物館を管理するサンパウロ総合大学(USP)によると、2日の点検で壁の一部が落ちているのが見つかったという。USPは今年5月、同館は「改修・回復工事のための診断中」と発表していた。同館は1895年に開館、1888年にペドロ・アメリコが描いた名画「独立か死か」などの歴史的な作品などを所蔵している。再開予定日は決まっていないが、公園内の庭園は通常通り開園される。
     ◎
 3日午後12時20分頃、大サンパウロ市圏ジュンジアイーのアニャングエラ高速道の車道に小型飛行機が墜落し、同機に乗っていた家族4人が死亡した。死亡した一家は40代の夫婦と、その子供にあたる19歳の姉と13歳の弟で、飛行機が爆発していたため、見つかった遺体は皆、炭化していたという。小型双発機は同市の州立空港を飛び立ち20分後に墜落したというが、現時点では、誰が操縦していたかなどの詳細が明らかになっていない。
     ◎
 シエロの3連覇に沸いた今回の世界水泳選手権バルセロナ大会だが、ロンドン五輪の200メートル個人メドレーで銀メダルに輝いたチアゴ・ペレイラも活躍。200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーで共に銅メダルを獲得した。また、100メートル平泳ぎでフェリペ・リマが銅メダルを獲得。今回の競泳部門のメダル獲得は全て男性種目だった。競泳部門のブラジルのメダル順位は世界8位で日本は10位だった。