外務大臣表彰受賞が決定=赤木政敏、マナウス 宮本倫克氏ら4人に

ニッケイ新聞 2013年8月6日

 平成25年度(13年)外務大臣表彰の受賞者が発表された。サンパウロ総領事館管内から3人、マナウス総領事館管内から1人の計4人が選出された。

【在聖総領事管内】
赤木政敏(82、宮崎)

 聖東相撲体育協会副会長、会長、及びその後継団体であるノーバ・セントラル相撲連盟の会長を18年間にわたって歴任した。地域における相撲の普及に貢献、さらに国際相撲連盟副会長など、要職を務め、選手の育成と各種大会の実施を通じ特にブラジル内と南米の相撲普及に貢献した。今年5月末には日系福祉団体に寄付を行う。

佐藤風太郎(75、二世)

 ノロエステ連合日伯文化協会副会長として、各日系団体と連携を図り、日本語教育、スポーツ等の活動推進に尽力した。バウルー日伯文化協会において体育館建設委員長として建設を推進、会長も務めた。同市議会議員として日本企業工場誘致の他、姉妹都市提携にある奈良県天理市の議員団公式訪問の実現、同市長をバウルー市に招待するなど、日伯友好親善に寄与した。

山根英太郎(74、二世)

 サンパウロ大学工学部教授。国費留学生として東京大学に留学、日本の大学との学術交流協定締結を積極的に促進し、1982年からはサンパウロ大学と東京大学の協定のブラジル側責任者として学術交流の強化に大きく貢献した。
 日伯修好通商航海条約百周年記念事業委員会(1994年)及び日本人ブラジル移住90周年記念事業委員会(1998年)の各委員も務めたほか、日本政府文部科学省国費留学生同窓会を有志らとともに設立。教育・科学・技術を通してブラジルにおける日本文化の理解促進と親日的な環境整備の強化に寄与した。

【在マナウス管内】
宮本倫克(70、石川)

 1978年から、エフィジェニオ・デ・サーレス移住地移住の青年会や農業共同組合の要職を歴任し、同移住地の繁栄と環境改善に尽力した。同移住地自治副会長、自治会長も務め、移住地における事業を通じて当地日系社会の発展とブラジル人社会とのさらなる融和に大きく寄与した。