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ニッケイ新聞 2013年8月6日

 不妊カップルの増加に伴い、拡大する卵子の需要。アジア諸国でもそれは例外ではないようで、ヤフーニュースによれば、中国のある違法業者は、卵子採取や授精に使う施設に1千万元(約1億5千万円)を投資、容姿端麗な女性の卵子は同国の平均年収額とほぼ同額の5万元(約76万円)で取引していたとか。卵子とはいえ、もはや人身売買の世界…。日伯両国で金銭の授受が禁止されているのも納得。
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 「戦後移民で一度も日本に帰国していない人」「古里の親族に連絡をとりたいと思っている人」などを日本のテレビ局が探している。番組に登場してもらうことを考えているようだ。例えば、病気などの関係で飛行機に乗れずに訪日したくてもできなかった人など、経済的な問題や様々な理由で帰国していなかった人は、ぜひ南米通信社(尾和=11・99631・7140)まで連絡を。友人知人や家族からの推薦でもいいのでは。
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 広島への原爆投下時間8月6日午前8時15分にあわせ、一昨年からイビラプエラ公園で5日夜に行われていた『灯篭流し』。主催の広島県人会の大西博巳会長に問い合わせたところ「役員改選なんかもあって、バタバタしていたため準備が難しかった」として開催しないとのこと。サンパウロ市の後援を受けて始まり、初回は広島市の中国新聞でも取り上げられ、昨年は地元新聞や通信社も取材に駆けつけるなど、平和をアピールする絶好の機会になりつつあったのに…。来年はぜひとも復活させてもらいたいもの。