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三重・サンパウロ州姉妹提携40周年=鈴木知事ら訪問団が来伯=県が総合的売り込み図る=ビジネスセミナーも開催

ニッケイ新聞 2013年8月9日

 2013年は三重県とサンパウロ州が姉妹提携を結んで40年目、三重県人移住の百周年、三重県人文化援護協会が創立70周年をそれぞれ迎える。同協会で今月17日に記念式典が行われるのに伴い、母県から鈴木英敬知事ら行政、経済(20の企業・団体)、民間(鈴鹿市のNPO愛伝舎など)からなる「オール三重」の訪問団が来伯する。
 来年のW杯、2016年の五輪に加え、サンパウロ市の2020年万博開催地への立候補など、ブラジルが「世界中から注目を集めている」として、サンパウロ州との新たな関係構築、三重県の総合的な売り込み、県内企業の産業連携、県産品の販路拡大、大学間提携の締結、県人会はじめ県に縁のある人的ネットワーク深化などを目的に、19日から21日まで、連日イベントの実施が予定されている。
 19日は鈴木知事らがアウキミン州知事、サンパウロ大学を訪問し、在聖総領事館公邸で交流会「三重プロモーション」が行われる。各界の有力者を招き、三重県産日本酒、伝統産品、伊勢神宮等の観光地を紹介し、県の観光や文化の魅力を知事が直接アピールするというもの。
 20日はサンパウロ州工業連盟(FIESP)訪問、ビジネスセミナー・意見交換交流会がある。自動車、石油化学、食品等の当地の関連企業に対し、県の産業・県内企業のプロモーションを行うもので、中長期的なブラジル進出への展開の足がかりとすることが狙いだ。
 21日は日系旅行会社等5〜10社を集めた、「里帰り旅行」「出稼ぎ親戚訪問旅行」などの提案を含めた観光PR、県の食材(日本酒、豆腐、調味料、茶など)や化粧品のPRが行われる。
 食材と化粧品のPRの会場は、サンパウロ市の日本食店エスパッソ和。担当する「愛伝舎」の坂本久海子代表は、「(県内企業の)ブラジルとの経済活動が進み、在住ブラジル人のプレゼンスを高め、若い世代の就職口が広がることを願う」と話し、在日、特に三重県在住のブラジル人への支援につながる点を強調した。