東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月13日

 サンパウロ市のバス運営会社19社が今年の上半期に行ったサービスに対する利用客の採点結果がこのほど発表されたが、12年同時期を上回った会社はわずか6社だけとなった。数値は100点満点で示されるが、最高点を記録したのは南西部で運行するトランスクバで、77・3点。逆に最低点を記録したのは東部で運行のイタケラ・ブラジル(旧名・ノーヴォ・オリゾンテ)で48・2点。同社に関してはハダジ市長も「市が協力しかねるひどい運営の会社がある」と批判していた。現在導入中のバス専用車線はバス会社の点数をあげるのに貢献するか?
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 サンパウロ市南部ジャルジン・サンルイスで9日未明、非番だった軍警のウェズリー・パロン兵士(24)が妊娠中の夫人と共に祖母の家にバイクで向かっている途中、後ろをつけていた2台のオートバイの男たちに胸を撃たれ死亡した。パロン氏は妻をパダリアに入店させかくまったが、その後に3発の銃弾を浴びた。同氏には現在の妊娠中の妻の他にも、前妻とのあいだに2人の子供がいた。
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 11日のサッカー全国選手権でサンパウロはポルトゲーザに1—2で敗れ、同選手権で10戦連続勝利なしとなり、順位も全20チーム中19位となった。まだ全38試合中12試合を消化した段階とは言え、勝ち点9という数字は、サンパウロ市のライバルが降格を決めた年の12試合消化時の数字を下回る。2007年のコリンチャンスは17点で、昨年のパルメイラスは10点だった。サンパウロが不振にあえぐ中、コリンチャンスは4位に浮上、パルメイラスは2部の首位を保っている。