沖縄 西原町人会が創立40周年=上間町長、儀間議長むかえ

ニッケイ新聞 2013年8月14日

 ブラジル西原町人会(与那嶺育孝会長)は、18日正午から、「創立40周年式典・祝賀会」を上間明町長、儀間信子町議会議長を迎え、ヴィラ・カロン沖縄県人会支部(Pca Haroldo Daltro, 297)で盛大に開く。
 参加費60レアルで、すでに350人が出席を申し込んでいる。
 笠戸丸移民で4割を占めた325人の県人のうち、29人が西原村(当時)の出身者。与那嶺会長(73)によれば、後続、戦後移民を含めると「約500家族はブラジルに移住しているのでは」と話す。
 会の活動は、新年会などの親睦を目的とし、80年代から始まった研修制度が続いている。「6カ月間ホームステイをした子供たちは、言葉も覚え、挨拶もしっかりできるなど見違えるようになって帰ってくる」と成果を話しながらも、「一方通行ではいけない。町からもブラジルに来れるような枠組みを作りたい」(与那嶺会長)と今回の節目を相互交流のきっかけにしたい考えだ。
 案内のため来社した与那嶺会長、呉屋昌男実行委員長(69、二世)、与那嶺良範副会長(71、三世)は、「町ゆかりの人はぜひ訪れてほしい。共に節目を祝いたい」と話している。
 詳しくは与那嶺副会長(11・99978・7720)まで。