東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月15日

 14日朝、サンタカタリーナ州サンジョアキンでは今年3度目となる降雪を記録。最低気温はマイナス1度、8時現在の気温も0・5度だった。この寒波の影響で、7月24日に過去13年で最も寒い最低気温4度を記録して以降は温暖だったサンパウロ市も再び寒さがぶり返し、14日午後は体感温度10度とかなり冷え込んだ。予報によると、15日は最高気温が14度を下回り、16日はやや持ち直すものの最低気温は9度になるという。風邪をひかぬよう。
     ◎
 サンパウロ市東部イタケーラで11日、脳膜炎を患った生後5カ月の男児が救急病院で風邪と診断され、6時間後に亡くなる悲劇が起きた。ピエトロ・フォンタネレ・ロッシャちゃんは10日未明、39・8度の熱を出し、サンタマルセリーナ病院救急外来に運ばれたが、解熱剤と点鼻薬が処方されて吸引を受けただけで帰された。ピエトロちゃんは3時に帰宅し寝入ったが、5時になって赤い発疹に気づき別の病院に連れて行ったが、午前8時に死亡した。遺族は最初の病院の小児科医を職務怠惰で告発するという。
     ◎
 全国選手権10戦連続勝ちなしで現在19位に沈むサンパウロが応援の士気をあげるため、今年のモルンビ・スタジアムでの全国選手権の試合に限り、20〜40レアルのアルキバンカーダのチケットを10〜20レアルに値下げする。半額チケットも適用(5〜10レアル)され、応援者登録会員はどの色でも2レアル。ライバル・チームファンは13日、ネット上に「降格までの秒読み時計」まで作り、同チームをからかっている。