レジストロ=平和灯ろう流し17日=福島原発問題終息も祈願

ニッケイ新聞 2013年8月16日

 レジストロ日伯文化協会(金子国栄会長)、リベイラ川沿岸日系団体連合会(山村敏明会長)初め広島や長崎県人会ら7団体が主催する『第5回平和灯ろう流し』が17日、レジストロ市のリベイラ川沿いベイラ・リオ公園で開催される。
 昨年から灯ろう流しの前に、州立学校生徒に対して原爆に関する映画の上映をしており、今年はポ語字幕付きで『アンゼラスの鐘』を流して理解を深めてもらう。金子会長は「映画を見せると、ぜんぜん真剣さが違う。平和の大切さや、原爆や放射能の問題の大変さ、灯ろう流しの意味が子供達によく分かってもらえる」と説明する。
 午後4時から世界平和、核兵器廃絶、原発問題終息などを祈願しながら原爆被害者の追悼法要が行われる。州立学校生徒によって日本語の歌「原爆許すまじ」「千羽鶴」などが歌われる。その後、午後6時半頃から生徒が作った約300基の灯ろうが流される。さらに同会場では午後7時半から恒例の『第53回盆踊り大会』も行われる予定。
 問い合わせは同レジストロ文協(13・3822・2865)まで。