東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月20日

 サンパウロ市では幹線道路でのバス専用レーン設置が続いているが、19日からはさらに、中央部のブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通り、フランシスコ・マタラゾ大通り、ジョアン・テオドーロ通りと、東部の、アギア・デ・アイア大通りが加わる。1日27万人がバスで通過するB・ルイス・アントニオ大通りや、47の線の利用者が1日29万人に上るアギア・デ・アイア大通りへのバスレーン導入は通勤・通学のスピードアップへの成果が期待されている。バスレーン適用の区間や時間は通りによって異なるので、ご注意を。
     ◎
 18日放送のグローボ局の報道番組「ファンタースチコ」で、サンパウロ市北部の少年刑務所で、2人の看守が6人の囚人に殴る蹴るの暴行を加えている映像が放送され、19日に関係した看守ら5人が解任された。囚人たちは脱獄を試み失敗した後に呼び出されたものだが、暴行を受けた際はパンツ1枚で、裸に近い状態だった。この模様は今年の5月18日に受刑者の携帯電話のビデオ・カメラで撮影された。サンパウロ市の別の少年刑務所では今月、54人の囚人たちが集団脱走している。
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 17日のサッカー全国選手権2部でのパルメイラスは、対パイサンドゥ戦で0—2の劣勢だったが、後半28分から逆襲をかけ、試合終了間際に逆転して3—2で勝利した。これでパルメイラスは13勝2敗1分で、2位に勝ち点で7点差をつける独走状態となり、11試合連続敗戦なし。1部降格危機のサンパウロが18日のフラメンゴ戦も引き分け、全国選手権12戦連続勝利なしとなったのとは好対照だ。