東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月29日

 26日午後7時30分頃、サンパウロ市東部タトゥアペーのパウリスタ大学近くの路上で、同大の大学院生、ロベルタ・マシャド・ロモンさん(29)が強盗に襲われ、射殺された。ロベルタさんは車で逃げようとしたものの、強盗の発射した弾が左肩から心臓を貫いた。かけつけた救急隊の医師が蘇生を試みたが、既に事切れていた。現場周辺は強盗事件が多発しており、25日には同じ通りの民家に入った強盗が子供の椅子を盗み、2012年は50代男性が通りで襲われた。防犯カメラには少なくとも3人の犯罪者が映っており、2人の身元が判明。27日には男性1人が拘束され、事情聴取を受けている。
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 「そろそろ温かくなって来た」と思うと急に寒さがぶり返すを繰り返しているが、南伯では27日、南大河州で35市、サンタカタリーナ州で5市の計40市で雪を記録した。特にポルト・アレグレでは、過去数年で最高の降雪となった。そんな南からの寒気を受ける形で、サンパウロ州では28日に最低気温10度を割り込む都市が目立っている。29日のサンパウロ市での最高気温は20度まで回復するものの、最低気温は28日の10度を下回る9度と予想されている。
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 リオで開催中の世界柔道選手権2日目の27日、女子52キロ級のエリカ・ミランダは決勝でコソボの選手に一本を取られ、敗れはしたものの銀メダルを獲得。5カ月前まではコーチもいなかった選手が、メダル獲得の大躍進で、本人には金の価値。男子66キロ級はシャーレス・チバナが3位決定戦で日本の福岡政章に敗れ、メダルを逃した。