日伯友好病院に高い評価=ブラジル認定協会が優秀認定

 NPO法人「ブラジル認定協会」(ONA)が援協傘下の日伯友好病院に対し、最高ランクの医療保健機関に付与される「優秀認定」(3級)を授与、12日に援協本部で授章式が行われた。
 ONAは、保健医療分野のサービス向上をめざし、病院、救急診療所、ラボなどの医療保健機関を対象に、審査認定を行っている非営利団体。ブラジル内に25万5019ある対象機関中、認定を受けた機関は352。同団体は国内での認知度も高く、認定は信用度アップに大きく寄与するといわれる。
 日伯友好病院は、2級認定を受けてからの5年間、小児科の回収、救急病棟待合室の整備、職員の訓練の改善など、ONAから指摘を受けた点の改善につとめてきた。総合的な病院の質が問われるため、これまでに3級認定を受けた機関はわずか127。
 援協の菊地義治会長は、「3級認定を受けた病院には、患者も安心して通えるし、そこで働く人も誇りを持てる。これからも常に、皆さんに良い応対をし、3級認定を維持していきたい」と喜びを語った。