東京都友会=ピクニックで親睦深め=移民の足跡にも想い馳せ

ニッケイ新聞 2013年9月5日

 東京都友会(坂和三郎会長)は2、3の両日、カンピーナス市の東山農場とバーラ・ボニータ運河を訪問するピクニックを行なった。約40人が移民の足跡に思いを馳せながら親睦を深めた。
 車内で初期移民を描いたドラマ「ハルとナツ」を鑑賞しながら東山農場へ。総面積約900ヘクタールの農場内にある、古いコロノ住宅や奴隷小屋などを見学。バーラ・ボニータ市のホテルでの親睦会は、カラオケや抽選で盛り上がった。
 翌日は、市内を流れるチエテ川の中流、川幅1キロの地点に設置されたバーラ・ボニータ運河を観光。水位の変化を船上で感じながらサンバや食事を楽しみ、パナマ運河を通過した当時を思い出しながら語り合った。3時間にわたる船旅を終えた後、延々と続くサトウキビ畑を両脇に見やりながら帰路についた。
 坂和会長は「東山農場見学と映画の組み合わせは良かった。移民の歴史を考えさせられた」と振り返った。