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ニッケイ新聞 2013年9月14日

 東京農業大学が募集している「給費留学生」の条件には、就学年数12年以上とある。ブラジルは高校卒業時点で就学年数が11年のため、年数が足りない場合は1年間英語の語学学校に通うなどして年数を合わせればOK。日本にも苦学生がいることを思えば、旅費以外全て支給という同制度は、全く「夢のよう」。かなり好条件の制度なので、子どもや孫にも勧めてみては。
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 5日付本面で紹介した『読本 ブラジル移民の父・平野運平』。現在、著者の松尾良一さんから本紙に寄贈された20冊分を、読者プレゼントとして配布している。郵送希望の読者からの問い合わせもあったが、対象は本紙編集部(Rua da Glo-ria, 332, Liberdade)まで直接取りに来られる方のみ。遠方にお住まいの方は、サンパウロ市在住の知り合い等にお願いするなどの工夫をお願いしたい。在庫の確認など、問い合わせは編集部(11・3340・6060/酒井)まで。
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 時事通信のニュースサイト「時事ドットコム」によれば、2020年五輪の開催を決める最終プレゼンが行われた亜国ブエノスアイレスで、現地の日系人を対象に「五輪」をテーマとする作文コンクールが実施された。同地で日本語普及に取り組む、在亜日本語教育連合会の主催。13〜15歳の部門で最優秀賞を獲得したのは、日系3世の岩崎・マティアス・潤くん(15)。「オリンピック・一つの夢」と題し「情熱的な気持ちになって、五輪に参加することは、一つの夢になりました」と綴った。優秀作品をまとめた文集は、日本の五輪招致関係者に配布されるという。