東西南北

ニッケイ新聞 2013年9月24日

 21〜22日にサンパウロ市内の様々なスポーツ施設で行われた、「スポーツ版ヴィラーダ」こと「ヴィラーダ・エスポルチーヴァ」。市民のスポーツの発展・普及に貢献するべく作った行事ではあるが、サンパウロ市民に最も人気があったのは遊具施設だった。特に人気だったのは「チロレーザ(人間ロープウェイ)」や「ラッペル(懸垂下降)」と呼ばれる、いずれも高いところからロープで吊るされるスリル満点の過激なもので、会場となった中央部のヴァーレ・ド・アニャンガバウーには最大で4時間待ちの行列が出来たとか。結局、遊べるものが一番魅力的ということか。
     ◎
 サンパウロ市南部イピランガにあるサンパウロ水族館で「潜水人魚」という企画が大いに受け、話題を呼んでいる。これは「クリスタル」と「コラル」と名付けられた女性スタッフが人魚に扮して水槽の中に潜りつづけ、観客を楽しませるというもの。土日に2時間ずつ行われ、当初は今週末で終わる予定だったが、好評につき10月いっぱいまで伸びたという。水族館は思わぬヒットでうれしいところだが、人魚役の女性は「30分水中に潜る上に、水中で顔に表情をつけないといけないから大変だ」と語っている。
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 ロック・イン・リオは22日に合計7日間に渡る全日程を終了した。最後を飾ったのは、記念すべき1985年の第1回ロック・イン・リオにも出演しているヘヴィ・メタル・バンドのアイアン・メイデンだった。次回のリオでのロック・イン・リオは2015年だが、その前年の2014年にはアルゼンチンでの初開催も決まっている。