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■訃報■谷広海氏

ニッケイ新聞 2013年10月4日

 宮崎県人会の会長でブラジル日本語センター名誉理事長の谷広海さん(73)が2日午後5時すぎ、入院先のクリニカス病院で亡くなった。享年73。
 先月28日午前9時ごろ、サンパウロ市のブリガデイロ・ルイス・アントニオ通りとアラメダ・サントス街の角でバスと衝突事故に遭い、集中治療室(UTI)で治療を受けていた。
 早稲田大を休学し、学生移住連盟の第三次派遣実習生として初来伯。卒業後の1964年に移住した。72年にアラゴアス連邦大学法学部を卒業し、弁護士資格を取得。州都マセイオ市でパステラリア、シュラスカリア、装飾小物チェーン店、ホテル経営などを経て、モーテル業、建築会社を経営した。妻涼子さん(68)と4人の子供がいる。
 ブラジル盛和塾の世話人、ブラジル日本語センター理事長(02〜12年)、05年には文協会長選挙に出馬し、コロニアを大いに賑わせた。
 11年から宮崎県人会会長。9月には訪日し、知事らに来年の会創立65周年への呼びかけを行なった。事故当日も、同県人会での会議に向かう途中だった。
 ヴィラ・アルピーナ葬儀場で3日、告別式があり荼毘にふされた。初七日法要などは未定。

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