兵庫県人会、初の3国交流会=母県に留学制度の再開依頼へ

ニッケイ新聞 2013年10月23日

 パラナ州クリチーバ市で3日に開かれた住友ゴム工場の開所式後、サンパウロ州、パラナ州、アルゼンチン、パラグアイの各兵庫県人会が集まり、初の交流会を開いた。
 パラナ事務所長の山下亮さんが呼びかけ、ブラジル兵庫県人会の尾西貞夫会長が議長をつとめた。パ国からは岸田省一夫妻、亜国からは今村欣司、石原リカルドさん、ブラジルからは尾崎俊彦副会長と植野正治理事も出席。
 一同は親睦を深めると共に、これからどのように若者を集め、会を運営していくかについて話し合い、5、6年前に打ち切られた県費留学生と研修生制度の再開を依頼することで意見が一致した。
 尾西会長は、県費留学制度再開が容易になるように「日本政府から各県に補助金を出してもらえるよう、嘆願書を作るなどして運動を起こして行きたい」と話した。