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カジマヤー、うちなー芝居=若い世代にしっかり継承

ニッケイ新聞 2013年11月13日

 沖縄県人会(田場ジョルジ会長)は『カジマヤー祝い・第9回うちなー芝居』を3日午後、同県人会で開いた。
 稲嶺ウシ、伊波サエ、島袋チヨ、城間ミツ、新里シズ、比嘉シズさんの6人のカジマヤー祝い(97歳)に加え、特別高齢車表彰として、金城音子(99、上地マツさん(110)も祝った。
 舞台は野村流音楽協会、琉球筝曲保存会などの演奏によりスタート。斉藤悟琉舞道場などの各琉舞道場、レキオス芸能太鼓、琉球舞踊協会など各団体の約200人が出演し、踊り、唄、三線、太鼓、古武道を披露した。特別友情出演として沖縄県で活躍する歌手具志めぐみさんのステージも会場を盛り上げた。
 今年から県人会の事務局長に就任した謝敷宗光さん(62)は「沖縄の心を次世代に伝えるのは芸能の力。言葉は失われていくなか、その意味合いはある意味沖縄より強い」と話した。
 斉藤悟さんの祖母新垣春子さん(78)は「自分の孫がうちなー文化の担い手になっていることは誇らしい」と目を細めていた。

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