成長する聖南日本祭り=昨年超える2万3千人来場

ニッケイ新聞 2013年11月28日

 汎サントアマーロ連合文化協会(北林恒男会長)は5、6の両日、エレトロパウロクラブで「協和」をテーマに「第4回ジャパンスル(聖南日本祭り)」を開催した。サンパウロ市南部では最大の日本文化イベントの一つで、昨年の2万人弱を超える約2万3千人が来場し、日本文化を堪能した。
 昨年、西本エリオ州議により州のカレンダー入りも果たした。今年は更に規模を拡大するため、阿波踊りや太鼓、民謡、劇、舞踊、平田ジョーさんによるショーなど昨年よりプログラムを充実。授業で日本語を教える州立ドトール・ラエルテ・ラーモス・デ・カルヴァーリョ学校の生徒の参加もあり、舞台は多くの若者でにぎわった。
 また、広い食のスペースのほか、お茶、押し花、書道、切り紙など日本文化コーーナーも設けられ、地域住民に喜ばれた。北林会長は「来場者の反応はとてもよかった。天候にも恵まれたし、期待以上に良い祭りになった」と振り返った。
 今年から、入場料の代わりに1キロの保存食が集められた。4トンにものぼる食料は、マルタ・クボヤマ小児ガン支援センター、ノッサ・セニョーラ・ド・カミーニョ健康施設など6つの福祉団体に寄付された。