会員数は過去最高360社に=商議所忘年会で飛躍の旧年締め

ニッケイ新聞 2014年1月4日

乾杯する参加者ら

乾杯する参加者ら

ブラジル日本商工会議所(藤井晋介会頭)は旧年12月11日午後7時から、サンパウロ市内ホテルで忘年会を行った。

まず伊吹洋二副会頭が藤井会頭のあいさつを代読し、会員らの支援、協力に感謝を示すとともに「会員数は1990年のピークを抜き、過去最高の360社に達し、活発な動きを見せた。6月の大規模デモにより、ジウマ大統領の訪日キャンセルは残念であったが、9月には首脳会談が実現した」と両国の親睦の深まりに喜びを示した。「大統領選挙やデモの影響など、新年はブラジルの転換期となるだろう。日本からの投資、技術、アイデアが諸問題の解決につながるよう、日系企業の進出、拡大を後押ししたい」と抱負を語った。

福嶌教輝在聖総領事が乾杯の音頭をとり、ピアニストの矢崎愛さんとサックス奏者の草村芳哉さんの演奏を聴きながら、和やかな雰囲気の中で夕食会が行われた。

3年の任期を終え、年始に帰国するトヨタ・ド・ブラジル社長の中西俊一副会頭のあいさつ、日系三世歌手のデボラ・シマダさんの特別コンサートも行われた。

平田藤義事務局長は1年を振り返り、「12年には23社、13年は27社も会員増を得たことは喜ばしい。ただドイツ系企業は会員1400社で、会員外も含めると1700社とも言われ、全日系企業400数社と比べるとまだまだである」とさらなる発展の必要性を強調した。

来賓には小林和昭参事官、室澤智史JICAブラジル所長、文協、援協、県連代表のほか、パラナ州マリンガ市からロベルト・プピン市長、シルビオ・バーロス前市長が出席し、日本移民百周年記念事業の日本公園完成を報告した。