大耳小耳

ニッケイ新聞 2014年1月7日

 サンパウロ対柏レイソルの試合で、スタジアムに駆け付けたサンパウリーノの中には日系人の姿もチラホラと。ピッチ脇を移動していると「日本人ですかぁー?」と、ゴール裏の観客席から二世の女性に声を掛けられた。話によると日本へデカセギ経験があり、15年間滞在していたそうな。「サンパウロの応援に来たが、千葉にずっと住んでいたから、どっちを応援しようか困っちゃう」と嘆いていたが、1対1の引き分けに終わったことは、彼女にとって最良の結果だったかも?

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 毎日新聞の報道によれば4日、京都市左京区の下鴨神社で行われた平安時代の貴族の遊びを再現する新春恒例の神事「蹴鞠初め」に、W杯関連の取材のため訪日していたブラジルのテレビ局リポーターが飛び入りで参加したとか。記事によれば、神事が終わったかと思われた瞬間に、W杯の公式試合球を持って式を行っていた蹴鞠保存会のメンバーの輪に入り、そのボールを使って蹴鞠を演じたという。保存会メンバーも一緒になって参加したという位なので顰蹙を買うことはなかったよう。飛び交う球を目の前にして、サッカー王国の血の沸き立ちが抑えられなかった!?