東西南北

ニッケイ新聞 2014年1月14日

 13日付アゴラ紙の調べによると、サンパウロ市で最も豪雨で冠水しやすいのは西部だという。同紙はサンパウロ市で最も冠水が起こりやすい場所を20カ所選んでいるが、そのうちの9カ所までが西部に集中し、特にマルジナル・ピニェイロイスでは2008~12年に98回もの冠水を起こしている。これは2位に26回の差をあける大差の1位だが、2位もそこからほど近いエウゼービオ・マトーゾ大通り。さらに上位5位中三つがピニェイロス地区に集中している。今年こそ少しは改良されるか。

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 州交通局が発表したところによると、13年にサンパウロ州で起きた自動車強盗の数は9023件で、過去12年間で最高を記録した。傾向としては、自動車を「窃盗」するパターンから「強盗」へと変わって来ており、ここ5年で窃盗が26%の上昇だったのに対し、強盗は約100%と倍増したという。またサンパウロ市北部のカーザ・ヴェルデは過去2年で自動車強盗件数が663%あがったという。狙われやすい車種はフィアットやフォルクスワーゲン、フォードが目立つとか。同地区で同車種にのる人は要注意。

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 例年以上に暑い今年の夏、サンパウロ州海岸部では大型の円形ボートがちょっとした流行になっているという。「ディスコボート」と呼ばれるこの遊具は一つにつき10人まで乗れ、15分につき15~20レアルで貸し出しているが、波に大きく揺れるところに若者たちがスリルを感じているという。なお、やや危険でもあるため「必ず救命胴着は着用」とのこと。