サ・アンドレ沖縄県人会=にぎやかに新年祝う=「沖縄文化祭」も計画中

ニッケイ新聞 2014年1月17日

婦人部らが用意した持ち寄り料理に、来場者は舌鼓を打った

婦人部らが用意した持ち寄り料理に、来場者は舌鼓を打った

沖縄県人会サントアンドレ支部(儀間マリオ支部長)の『2014年新年祝賀演芸会』が12日、サ・アンドレ市のうるま会館で行われ、約300人が新年の到来を祝った。

会場中央のテーブルに、婦人会のメンバーが中心となって用意した持ち寄りの手料理がところ狭しと並べられる中、儀間支部長の挨拶により開会。沖縄系二世の太田慶子連邦下議やサ・アンドレ日系8団体連合会の宮岡安雄会長、牧半治副会長らも会場を訪れ、祝賀会に花を添えた。

2年間のデカセギ期間を除き、40年以上毎年参加している宮里乗安、喜美子夫妻(75、72、ともに沖縄)は「沖縄人はいちゃればちょーでー(会えば兄弟)。この会も、初めて会う人でもすぐに仲良くなれる雰囲気がある。(新年会は)毎年の楽しみ」と笑顔。現在はサンパウロ市に住む宮城洋子さん(78、同)も「普段なかなか会うことがない人と会える機会」と開催の重要性を語っていた。

儀間支部長に新年の目標について尋ねると「市の文化局と提携して、『沖縄文化祭』を開く計画を進めている。昨年も忙しかったが、もっと忙しくなりそうな今年を元気いっぱい乗り切ること」と力強く話した。

食事会の後に行われた演芸会では、サンドアンドレ古典音楽会による三線の合奏やハーモニカ演奏など多彩な演目が披露され、最後は一同揃ってのカチャーシーで幕を閉じた。