「人類の未来を考える」=環境考古学 安田氏講演会

ニッケイ新聞 2014年1月28日

 ブラジル日本会議(小森広理事長)が国際日本文化研究所名誉教授の安田喜憲氏を招き、2月4日午後2時から宮城県人会大サロン(Rua Fagundes, 385, Liberdade)で、特別講演会『環境と生命-環境考古学からのアプローチ』を開く。入場無料。

 「環境考古学」の創設者・安田氏が環境の変化から歴史や気候を検証し、東西の文化の違いを解き明かす。また文明と環境の関係を地球規模で分析することで、人類の未来を模索する。昨年に続き2回目。

 三重県出身。東北大学大学院環境科学研究教授、ドイツ・フンボルト大学客員教授で、スウェーデン王立科学アカデミー会員(日本唯一のノーベル賞選考委員)。東京財団研究員。「気候変動の文明史」「日本よ、森の環境国家たれ」など著書も多数。

 同会議の徳力啓三さんは「心の底に焼き付けられる内容。人類の過去と未来に興味のある方はぜひ」と呼びかけている。

 問い合わせは小森理事長(11・3271・6304)まで。