W杯=『Nakata.Net Cafe』サンパウロ市に=中田英寿プロデュース=日本文化の発信拠点に=大会期間中、イタインで=現地開設は初の試み

ニッケイ新聞 2014年1月30日

プレスリリースで発表された店舗イメージ

プレスリリースで発表された店舗イメージ

【既報関連】元サッカー日本代表選手で、現在は社会貢献活動等で世界を舞台にした活動を展開する中田英寿氏がプロデュースするカフェ『nakata.net
Cafe 2014』が、6月9日からサンパウロ市の「Octavio Cafe」(Av. Brig.Faria Lima, 2996 – Itaim Bibi)を会場に期間限定でオープンする。同月12日に開幕するW杯期間中にブラジルを訪れる観光客の憩の場として機能するだけでなく、日本文化の伝達を目的とした展示やイベントの開催も予定され、中田氏が2009年4月から行っている日本の伝統工芸・文化を巡る旅「REVALUE NIPPON PROJECT」の集大成の場となりそうだ。

『nakata.net Cafe』は、2002年に開催されたW杯日韓大会で、中田英寿氏が所属するPR会社「サニーサイドアップ」によって国籍関係なくサッカーファンの集う場として開設されて以来、06年のドイツ、10年の南アフリカと3大会の各前後期間に、東京都内にて運営されてきた。

現地への開設は初めてで、中田氏本人が昨年末にサンパウロ市を視察に訪れるなど、綿密な準備が行われている。

「REVALUE NIPPON PROJECT」では、4年半の間に45都府県を踏破(昨年末時点)し、食や工芸を中心とした各地の伝統文化を視察。今回はそこで中田氏本人が体感した、各地の日本酒、焼酎の蔵元によるお酒の紹介など、世界遺産にも登録された日本の食文化を世界から集まる観光客に向け発信する場となる。

オープン期間は6月9日からグループステージ最終戦となる同月26日まで。期間中無休で、月~金が午前7時半~午後9時半、土日が午前9時~午後10時。