大耳小耳

ニッケイ新聞 2014年1月30日

 日本へのお土産にレジストロの「天谷茶」(helioamaya.com.br)はどうだろうか。岡本寅蔵が危険を顧みずセイロンから持ち込み、山本周作ら多くの日本移民が創意工夫を重ねて全盛期を築いた歴史という〃味わい〃は格別だ。トメアスーの森林農法で作ったカカオが明治製菓によって日本でチョコレートとして好評を博しているように、どこかの飲料メーカーが「珈琲の国で日本人が作った紅茶」として売り出せないだろうか。問い合わせは今里さん(disneyimasato@hotmail.com、携帯=13・99605・8917)。天谷茶は東洋街ではガルボン街の「あずき屋」、メトロ駅サウーデ近くの日本食材店「円満」、ビラ・ソニアの「おかし」でも販売中とか。

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 2日に開催の「こどものそのカラオケコンクール」。9日にはカラオケのサンパウロ州大会が控えるとあって、その予行練習にと大会出場選手もエントリーし、ちびっこも童謡で参加と、多義に渡る歌唱が楽しめそう。エスペシャル、エストラなどレベル別に分けられ、もちろん実力者同士で競うことになるが、審査員は州大会と同じメンバーだそう。翌週に大会が控えているのに、選手も審査員も同じメンバーでコンクール? と少し違和感。

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 三重県津市市議会選に果敢に挑戦した日系二世の石川剛さん。先日、得票数277票で大敗したことを本紙で報じたが、「インターナショナル・プレス」によれば、200票にも満たないと見込んでいた本人は逆に驚いたとか。今後は仕事をしながら政党に加入して政治活動し、なんと来年4月にある津市長選に挑みたいという。もはや大胆不敵だが、未来は神のみぞ知る…。来年の今頃、再び本紙面を飾る石川さんが見られるかも?