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東西南北

ニッケイ新聞 2014年2月6日

 3日未明、サンパウロ州グアルーリョスで、精神病をわずらう22歳の男性を軍警が射殺する事件が起きた。この男性は病状が急に悪化したため、父親が市内の病院に連れて行こうとしていたところ、その途中で逃げ出した。軍警は最初、テイザー銃などを使って男性を捕まえようとしたが効き目がなく、軍警の一人がこの男性にナイフで頭を刺された。男性は別の軍警にも襲い掛かったため、軍警が発砲。男性は腰に2発、首に1発の銃弾を受け、死亡した。同市中央部では同日夜、軍警の対処に抗議して、バスの焼き討ちが行われた。

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 1月31日、リオ市南部で、傷だらけになった15歳の黒人少年が、裸のまま、鉄柱に自転車用の錠前でつながれているのが発見された。この少年は近隣住民の67歳の女性からの通報を受けた消防隊によって助け出された。発見した女性は、少年になされたことに憤り、抗議の意味を込めて少年の写真をネットにあげ、反響を得た。リオ市警も傷害罪として調査に乗り出した。調べによると、被害に遭った少年は過去に3度、窃盗や傷害などの罪で補導の前科があるという。今回の件が少年の犯した犯罪への報復であるにしても、人権無視は勘弁願いたい。

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 ブラジル冬季オリンピック委員会は4日、7日からロシアではじまるソチ五輪で、スキーのクロス・カントリーで出場するジャケリーネ・モウロンがブラジル代表の旗手をつとめることを発表した。ジャケリーネ氏はこの種目で06年と10年の冬季五輪に出場、04年と08年にはマウンテン・バイクで夏季五輪に出場している。

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