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ニッケイ新聞 2014年2月7日

 F1グランプリ開催の運営を行うクラウジアさんの祖父、濱田良一さんは、80年代に三重県人会の会長を務めていた。モダンで、クラウジアさんの母(娘)がスペイン人の父と結婚をするときも祝福してくれたそう。穏やかで孫たちにいろんな話をしてくれる人だった。クラウジアさんは、自らの運営調整能力は、祖父からも学んだことが多いと、懐かしみながら語ってくれた。県人会仕込みの運営の能力が、ブラジルが誇るイベントに活かされるとは日系冥利に尽きる?

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 群馬労働局の調べによると、同県内の2013年の外国人労働者数は1万7709人で、調査を始めた08年以来、初めて減少に転じたとか(前年2・5%減)。日本各紙が報じた。ブラジル人は10・5%減と減少率が最も高く、6163人に。が、09年のリーマン・ショックで労働者数が減らなかったというのは何だか不自然。報道には「外国人労働者」としか書いてないが、おそらく正規雇用者だけを取り扱った数字なのだろう。だとしたら、派遣も入れると実情はずいぶん違うはず。

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 NEC関係者の集会冒頭には、出席者の自己紹介という時間帯が設けられた。NEC関係者のみかと思いきや、全員が自己紹介。それで1時間を費やした。そのせいか、本題に入ると、あくびやうとうとする姿が見られ、時計をチラチラ見る参加者らも。第2弾はもっと実りのある意見交換を―と思うが今のところ、テーマは医療、日時は調整中だとか。