コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2014年2月12日

 愛知のブラジル人向け食料品店5店舗などで、映画等を複製した海賊版DVDを販売で所持していたとして、著作権法違反の疑いで3人の兄弟を6日に逮捕したと中日新聞が報じた。ひとりは調べに対し「違法行為と思っていなかった」と、驚くような否認の仕方をしているとか。

 確かに当地では、複製された映画やテレビ番組のDVD等が露店で堂々と販売されていたり、インターネットを通じて日本の番組を見ている。実際、「違法」であることすら忘れてしまいそうな環境だ。でも、海賊版が広まると作者は収入が得られず、新しい作品の創作が困難になる等、大きい目で見れば文化の発展に悪影響を及ぼす。

 このおかげで簡単に現代の日本文化に触れられ、身近に感じることができるのも事実…。だとしても、みなさん「違法」ですからね!(宮)