東西南北

ニッケイ新聞 2014年3月11日

 金曜日の夕方から強く降った雨で、カンタレイラ水系の水位はこの週末でわずかに上がり、7日の15・8%から9日には16・1%にまで上昇した。同水系での3月に入ってからの雨は10日の時点で92・8ミリとなり、既に11月以来、最大の月間降水量となっている。10日は晴れ、同水系の水位も16%に低下した。サンパウロ市では今週は日差しが強く、暑くなるため、夕立風の雨が降りやすく、特に13、14日に強い雨となりそうだという。8日付本紙でも報じたように、10日からは同水系からの取水量が10%制限され、一部で別水系からの取水がはじまる。これらの対策がどこまで機能するか。

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 昨年の後半からサンパウロ市ショッピングの駐車場で不法開催され問題となっていたファンキのイベント「ロレジーニョ」が8日、9日と公園に舞台を移して行なわれ、早速問題となっている。8日に西部ヴィラ・ロボス公園で行なわれたものでは、参加者同士の殴り合いの喧嘩や公園内の施設の破壊、携帯電話の窃盗などが報告された。9日の南部イビラプエラ公園のものでも乱闘があり、腹や頭を蹴られた人がいたという。これではなかなか理解は得られないか。

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 9日のサンパウロ州選手権、決勝トーナメントに逆転進出を目指すコリンチャンスが本拠地パカエンブーでサンパウロに2―3で敗れ、苦しい立場に追い込まれた。既に決勝T進出を決めていたサンパウロは、容赦しなかった。これでコリンチャンスは残り2試合で、Bグループ2位のイトゥアーノとは勝ち点差2点の3位。連勝で乗り切らないとかなり難しい。