東西南北

ニッケイ新聞 2014年3月18日

 16日のサンパウロ州選手権の第14節、昨年優勝のコリンチャンスはぺナポレンセ戦を0―0で引き分けたことにより、同選手権の今年の決勝トーナメント出場を逃した。予選リーグBグループ3位のコリンチャンスは勝ち点差2でイトゥアーノを追っていたが、同日に同チームが勝利したことで、勝ち点差が4点に広がり、最終15節での逆転が不可能となった。しかもイトゥアーノが今回勝利した相手は、前節にコリンチャンスを下したサンパウロだった。これに対しコリンチャンスのフォワード、ロマリーニョは「僕らを予選で落とすためにサンパウロはわざと負けたんだ」と悔しそうに語った。勝負の世界は甘くない。

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 かつて、コメディ・グループ「トラパリョンエス」で一世を風靡し、現在に至るまでブラジル喜劇界の重鎮として知られる「ジジ」ことレナート・アラゴン(79)が15日、心臓発作でリオの病院に運ばれた。この情報は伯字紙メディアで一斉に報じられ、容態が心配されたが、現在は安定に向かっているという。ジジは現在は報道陣に受け答えも行なうまでに回復しており、「むしろ前より体調が良くなったくらいだよ」と語っている。

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 昨日17日より、サンパウロ市のバスの高齢者の料金免除の対象が一律60歳に引き下げられた。これは14日、ハダジサンパウロ市市長が正式に承認したのを受けてはじめられた。市内で新たに恩恵を受ける人は3万9千人に上る。今後60歳以上のサンパウロ市民は、バス乗車時に身分証明書を提示するか、ビレッテ・ウニコ・イドーゾを入手して利用すれば無料となる。