大耳小耳

ニッケイ新聞 2014年3月20日

リベルダーデ歩こう会のサントス旧街道ツアーに参加したアラブ系二世のソニア・ジビさん。亡夫とともに、ルス公園など各地に支部を発足させてきたラジオ体操協会の重鎮だ。「なぜかアラブ系より、日系社会とのつながりが濃い」という彼女は、同会のツアーにも時々参加。今回は、双子の妹やラジオ体操協会の仲間など、8人もの非日系を連れてきた。移民の足跡を辿りつつ、他民族の歴史に触れるのも中々味わい深い。

 08年までサッカー協会のフットサル部門に勤務した土井エジソンさん。大会を開催するイトゥーは日本代表が、W杯期間中に拠点を置く。しかし試合会場はレシフェ、ナタール、クイアバと気候が全然違うことから、その選定に土井さんは首をひねる。現会長の大仁邦彌氏は当時の上司で、同僚たちも今や理事。「私のほかにも、ブラジルをよく知る関係者はたくさんいる。サッカー界でも日伯のつながりは強いはずなのに…」と合点がいかない様子。