コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2014年3月28日

 JICAの長谷川辰雄ボランティア班長によれば、野球の派遣活動は「2020年の東京五輪に向けたスポーツ振興の一つ」という位置付けもあるという。

 今も30人程度が世界中で野球・ソフトボールの普及・技術力向上に貢献しており、国際野球連盟からも表彰を受けた。

 水野龍の孫、ジョナタンさんが入団した高知のプロ野球チームには、同じくテスト生のサンホ・ラシィナさん(16)=はブルキナファソ出身=がいる。

 野球を始めたきっかけは08年、西アフリカの地に派遣されたJICA青年海外協力隊だとか。

 派遣事業は着実な成果が表れ、指導は人格にも好影響を及ぼしているようだ。今回も日本の選手らの礼儀やチームプレーは、各地の青少年らの刺激となったよう。

 地元コロニアの活性化にも繋がったようで、継続的な取り組みを願いたいものだ。(祐)